アイウィル 社員教育 研修日程

コラム『講師控え室』

 

人材育成の新聞『ヤアーッ』より

2016年2月号「講師控え室 84

 

信濃毎日新聞の教育面に、伊那市立伊那北小学校教諭の星野正明さん(五十八歳)の記事が写真付きで載っていた。

星野さんは平成二十三年、五十五歳の時に管理者能力養成研修に自費で参加。半年間の研修を見事修了している。

全校児童四百四十六人のうち、三十人いる外国籍(ブラジル・中国・フィリピン)児童を対象に日本語学級「大空教室」を開催。好評を得ているという記事だった。

外国籍の家庭では、両親が日本語以外の言語を日常的に使うことも少なくない。生活言語としての日本語は比較的短い期間で身に付くらしい。しかし試験などに必要なレベルまでは長い時間がかかるようだ。言葉の壁があるため、高校進学ができなかったり、就職しても長く続かない例も多いという。

「将来、日本で自立して社会生活を送れるようになってほしい」星野さんはその思いから、日本語学級を担当した。平仮名や片仮名から始め、かるたなどを使って楽しみながら日本語を覚えさせている。

学校内で国際理解を深めることにも成功している。ブラジル国籍の児童たちが母国について全校児童の前で堂々と発表。国土面積が日本の約二十三倍もあるなど聞いて、全校児童は驚き、盛り上がった。

現在は児童たちの日本語力を測る「大空検定」を実施する予定だと紙上で語っていた。

星野さんは一昨年、小中学校の子どもたちの興味が高まるような授業を審査する「第一回授業の鉄人コンクール」に参加。自分の持っている授業力を高めたいと同コンクールに応募した。そして見事に三位に入賞。飽くなきチャレンジ精神をもって、自己啓発を続けている。公立学校の先生としては極めて珍しい存在である。そもそも学校の先生で自ら進んでアイウィルの研修に参加するなどまずない。

二人の御子息にも研修を受けさせた。ともに大学生の時に参加。研修を受ける意味も必要性もわからない息子たちは、父親の命令によって研修に参加させられた。「お陰さまで二人とも希望どおりの道に就職が決まりました」と星野さんは電話口で嬉しそうに笑っていた。

アイウィルの研修は修了後も自己啓発を継続するために良い習慣を身に付ける。しかしひとたび研修が終わってしまえば、研修期間と同じように向上心を燃やして自己啓発を続けることは、簡単なことではない。強制、宿題や納期がなくなるからである。

星野さんは何歳になっても自分を高めるための目標を持ち、可能性を追求している。文字どおりアイウィルのファーストモデルである。
(浜中孝之