アイウィル 社員教育 研修日程

染谷和巳の『経営管理講座』

 

人材育成の新聞『ヤアーッ』より

 

「経営管理講座 333」   染谷和巳

 

 

歴史の再教育最優先

経営管理講座

 

先号に続き菅考之著〈すがたかゆき〉『知恵なくば、国起たず! 誇りなくば、国護れず!」の問題提起に対して感じたことを述べる。旧社会党は日本がソ連に征服されることを目標にした。沖縄を見れば解るとおり現野党は日本が中国の属州になればいいと思っている。左寄りの歴史観の威力は侮れない。

 

 

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明確になった研修講師の使命

 

菅考之は第九章「再び日本人らしい日本人として」でこう言う。

「理想(夢)を失った民族、全ての価値を物でとらえ、心の価値を失った民族、自国の歴史を忘れた民族。このような民族は滅亡すると世界の歴史が説いています。(中略)自国の歴史を学ばず、自らの人生を歩むうえで社会貢献どころか、何の働き甲斐も考えることなく、ひたすら私生活での物資的充実ばかり追い求める一部国民の生き方は、日本民族の滅亡へ向かっているような気がします」。

とは言え、他国や他民族と比べれば日本はまだ尊敬と憧憬〈しょうけい〉の的となる優れた点を数多く持っており、絶望することはないし「だめだ」と自虐的になることもない。

一人ひとりの心の姿勢を立て直せば国も立ち直る。民族滅亡の三条件は家庭や学校での教育によって克服することができる。

│営業課長 徳田水際の感想│

「著者の日本に対する祖国愛、そして今日の日本に対する危機感がビシビシ伝わってきた。

『主権回復後、六十年余りの今日においても日本人は自らの手で国家の骨組みを変えようとしない。日本人変容の本質はGHQによるものではなく、日本人の思考力、洞察力の問題である』という菅氏の言葉にギクリとした。

いつまでもGHQのせいにしていてはいけない。自国の防衛を他国任せにしていてはいけない。自らの国は自らで護る、という自立した当たり前の覚悟をしなければならない」。

│第一講師 正木元の感想│

「現代の日本と近未来の日本の問題がよく分かった。安全保障、自虐史観、戦前教育、この三点の誤認識が日本をダメにしてきた。

私も誤認していた。誤認だけならばまだよいが、反発や嫌悪などのマイナス感情を抱いていた。たとえば言葉のイメージがそう。愛国心、義勇、勅語、修身と聞いただけで軍国主義の悪い日本を想像していた。

私は危機を感じるようになった。日本がなくなるという危機感。『日本らしさを取り戻す時!』と思って三度目の国難に立ち向かっていきたい。一度目は欧米列強の干渉。二度目は敗戦。先人は大きな国難を乗り越えてきた。

私たちは乗り越えなければならない。三度目、自由と権利と平等をかざす日本国民。公よりも私を大切にする人たちだが、この人たちを変えなければ日本人の精神的弱体化は止まらない」。

│主任講師 坂口英生の感想│

「私は教育に携わる人間である。使命は『家庭教育の再教育、学校教育の再教育』である。家庭や学校で教わってこなかったこと、身につけてこなかったことを教えていかねばならない。

『自由』には『秩序』が、『権利』には『義務』が、そして『平等』には『格差』が付いて回り、それぞれの『平衡〈バランス〉』を保つことによって、他者とうまくやっていくことができるのだということを理解させていかねばならない。

個人の力は小さいが、一人ひとりの意識や行動を変えていくことが、将来の日本を変えていく原動力になると確信している」。

│第二講師 緑川摂也の感想│

「歴史の真実を学ぶということはどれだけ大事か考えさせられた。自虐史観。

私も植え付けられていた一人だった。侵略戦争を始めたのは日本と教えられてきた。

私は小学生の頃から武道を始めた。私の人間形成に大きく影響した。

私は日本の伝統文化が好きである。それが失われつつあるのは残念である。

私にできることは何か。社員教育の講師という立場から、私が接する研修生に、日本人の誇りを取り戻すために真の歴史を教える。自分の子どもにも真の歴史を教える」。

│主任講師 浜中孝之の感想│

「外からだけではない。内からも日本を貶〈おとし〉める勢力は多い。驚いたのは、憲法九条にノーベル平和賞を推す日本人、との記述である。どこの気遣いかと調べてみると、日本パブテスト連盟会員だという。そしてその運動を推進しているのは共産党と民進党!

思考停止、変化を嫌う、ことなかれ主義。

この本を読んで、私たちの使命である日本の中小企業の管理者を変える教育は、実は日本人全体に向けて発信しなければいけないことに気づかされた。

まず、私たちのお客様となってくれた会社の研修参加者の心に、国に対する誇りと祖先に対する感謝・尊敬の念を植え付けなければ。そうした研修をしなければならないと思った」。

 

 

人間性の土台は正しい歴史観

 

この他にも第一講師横谷大輔は「自分という『私』よりも人のため会社のため国のためという『公』のために自分を活かす道をもう一度開いて太くしていかなくてはならない。武士道精神を持っていた私たち日本人には可能なことだと思う」と述べ、助手の北條雅之は「英会話ができても自国の文化について何も知らなければ国際人とは言えない。真の国際人を育成するのであれば、英語教育ではなく、正しい歴史を教え、自国の言葉『国語』の教育に力を入れるべし」と言っている。

この本は私はじめ研修講師を啓蒙した。

アイウィルは会社の社員教育の代行機関として長年やってきたが、営業力や技術力よりも“人間力”の養成を重視してきた。

人間力すなわち人間性は幅広く深い知識教養人格であり、人間としての土台の部分をしっかり作れば、どんな仕事もできるし指導者としても優秀な人になれる。

この知識教養人格を貫く柱が物の見方考え方つまり“意識”であり別の言葉では“精神”である。

それはかつての武士道であり武士道は義と仁に集約される。

現在も日本人の精神は武士道であるべきだが、民主的個人主義がはびこりその復活を阻〈はば〉んでいる。

会社は政治に深入りしてはならないが歴史教育を疎かにしてはならない。これからも研修では国と祖先を尊重する教育をしていく。

 

 

第三の国難克服の具体的方法

 

幸い新聞は正論派の産経読売一千万部対反対派の朝日毎日東京中日一千万部と互角である。安倍内閣支持五〇%、不支持五〇%はその表れであろう。

安倍総理は戦後の総理大臣のうちで一人抜けて、日本の歴史と伝統と文化を土台にして「国を思う」優れた政治家である。正論派が初めて快適な腹具合で「そうだ、いいぞ」と応援できる総理大臣である。朝日や毎日にとって不愉快極まりない日々が続いている。

もしこの一年で憲法改正ができなければ、また五十年遅れる。安倍内閣の残りの期間で日本が正常な道へ戻る可能性があり、この期を失えば絶望の年月が続くだろう。

では第三の国難を克服するためにどうすればいいか。菅氏は「変化に対応するための知恵を身につけ、実践し“自立の心”を取り戻さなければならない」と言っている。

私はより現実的な行動が必要だと思う。

たとえば正論派新聞の代表、産経新聞は営業が弱く、販売店網が荒く、部数の伸びが緩慢である。朝日読売のような強力な拡販戦略や組織もない。慰安婦の虚偽報道で朝日が四十万部、部数を減らしてもそれを産経に乗りかえさせる力がない。産経の営業強化、これが第一の課題。

第二は反対派と同じ強力なデモ、座り込み、教宣活動をする。拡声器の大音響に対して黙っていてはならない。日当五千円で雇ってデモの人数を増やすなら、こっちも人数で負けてはならない。地道なビラ配りや会合も反対派と同じ規模で行う。心の中で「ばか者め」とつぶやくだけでは民意は動かせない。

第三は教育勅語の復活。正論派の経営者は社員に勅語を暗誦させ、毎日朝礼で唱和する。社員の家族に暗誦を義務付ける。妻子や孫に暗誦させコンテストを行い表彰する。教育勅語の文言が頭の中に染み込んでいる人を一人でも多く増やすこと、教育勅語の意識を共有する同士をまわりに作っていくこと。

第四は国旗。祭日には自宅の玄関に国旗を掲げる。マンションでも小さい旗を飾れるはず。会社は庭があれば外に、事務所なら壁に国旗を飾る。国旗に対して頭を下げる習慣をつけさせる。

第五は第二に通じるが、運動を低辺まで浸透させ“草の根運動”にする。櫻井よしこ氏などを中心にした団体活動があるが知識層の限られた人のものになっており、庶民が気軽に参加発言できる会合と場を作っていくこと。

菅氏の著書を読んで感じたことを講師ともどもザックバランに述べさせていただいた。