アイウィル 社員教育 研修日程

 

コラム『講師控え室』

 

人材育成の新聞『ヤアーッ』より

2019年11月号「講師控え室 126

 

昨年からスタートした弊社の新商品「有言実行研修」は、爆発的反響を呼んでいる。令和元年九月末時点で、三十五期の申し込みをいただいた。

八月に新たに始まった会社は、参加者十五名。うち男性は三名、残り十二名は女性である。年齢は二十代から最高齢で六十歳。半数以上は四十を越えている。いわばベテラン社員揃いである。パート社員から正社員へ昇格した人も何人かいる。

「この歳で何で今さら」と思っていた人もいるはずである。しかし気持ちの切り替えは早かった。いくつになっても本人がその気であれば、人は変われることを分かってくれた。皆、話を聴く姿勢は真剣そのものだ。

人は変化を歓迎しない。例えば職場の改善。社長からは、もっとよく職場内を見て改善せよと言われている。しかし、改善とは今あるものを否定し、やり方進め方を変更することである。

面倒臭い、時間がかかる、人がいない……理由や言い訳などが際限なく出てくる。そして現状維持をしようとする。

また部下指導。自分だけが出きていても仕方がない。部下に教えて任せろと社長から指示が出る。部下の良くないところが目についても、見て見ぬふりをする。部下と対決せず普段の作業に逃げる。そのほうが楽だからである。

現状を変えるには、多くの時間と労力を費やす。自分ひとりの力ではままならないこともたくさんある。しかし、自分自身の考え方や行動を変えるのは、それに比べてたやすい。

ただし、そのきっかけを得られないまま悶々と日々の業務に追われている。この有言実行研修は、そのきっかけを作る。自分自身を自部署内を見直し、現状と対峙するところから研修はスタートするからである。

目をそむけたくなる現状がある。やり過ごしてしまいたい問題点がある。しかし変えていかなければならないことが実感できる。個人だけでは難しいことも、会社単位で研修をやることで他の仲間の力が得られる。互いにアドバイスをしたり指摘をしたりできる環境ができる。まさしく一体感ができ上がる。

前記の会社は、神奈川県横須賀市に本社を構える㈱柳屋である。地元に密着した衣料品店で、現在横浜・横須賀に九店舗を展開している。

人はいくつになっても変われる。六十歳の女性もこれから一年間で、大きい変化を遂げると確信している。

これから定年年齢が繰り上げられ七十代八十代の社員が増える。女性の活躍する場も増える。ならば今、この研修を受けるのは絶好のタイミング。(坂口英生