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コラム『講師控え室』

 

人材育成の新聞『ヤアーッ』より

2020年5月号「講師控え室 131

 

「学は以〈もっ〉て巳〈や〉むべからず 青は之を藍より取りて、而〈しか〉も藍より青し」致知四月号より。

この言葉は荀子〈じゅんし〉が説いた人の道である。学問というものは、永久に継続して修めなければならないものである。青色は藍という草から取ってできたものであるが、大変な努力の積み重ねを経て、それは元の藍よりもさらに青い、という意味である。

私はこの言葉を読み人間の努力というのは、努力をすればするほど磨かれ御影石にもなる。御影石というのは、磨けば磨くほどに輝きが出る美しい石である。日本人は元来勤勉で努力家である。行住坐臥〈ぎょうじゅうざが〉、常に学ぶこと努力をすることを続けてきた生き物である。それが昨今、失われつつある。今の若い人、十代二十代の人達は楽なほうへ逃げてしまう傾向にある。逃げても何も残らないのに、どうして楽なほうに行くのか私には疑問でしかない。若い時の苦労は買ってでもしろとよく言うが、まさにそのとおりだと思う。

正直、私自身十代二十代の頃は努力や学ぶことから逃げてきた。この会社に入社してから、学ぶことの大切さ、努力をすることの大切さを学んだ。だからこそ、今の若い人達に言いたい。常に勤勉、努力家であれと。私はこの齢にして様々な勉強をしている。八ヵ月間ビジネススクールに通ったり、自社の研修である統率力養成研修に研修生として参加したりと様々な学びの場に参加している。

学びの場に参加することにより、新しい刺激や知識を受ける。今まで自分にはなかった物の見方や考え方、他の参加者の経験談という知識である。参加者は二十代から五十代。その人達の今までの経験を聞くことにより、とても良い刺激になった。

前に私は十代二十代は楽なほうに逃げると書いた。しかし、全員が全員ではない。中には意識や向上心の高い人もいる。そういった人達は学ぶことへの姿勢や目の色が違う。その中で私が一番に感じるのは、高卒や学歴が低い人ほど意欲が高いということだ。また、自費で参加する人は吸収力が高い。当たり前のことだが、いざその人達を見ていると改めて感じさせられる。自分も負けてはいられないと刺激を受ける。

時代が時代だから自ら勉強しようとする人が少ないのかもしれない。時代が時代だから自ら努力をする人が少ないのかもしれない。それは仕方がないことなのかもしれない。自ら勉強をしない、自ら努力をしない人が多いからこそ、人より多く深く学べば優れた人になれると思う。

新入社員の中で高卒者より意欲と努力で秀でるべき大卒者のみなさん! 追いつかれ追い抜かれないでください。(武藤求之