アイウィル 社員教育 研修日程

 

コラム『講師控え室』

 

人材育成の新聞『ヤアーッ』より

2021年10月号「講師控え室 148

 

「よかった」「楽しかった」。完成研修を終えた研修生が口々に言った言葉である。

アイウィルの研修は二泊三日の合宿研修を導入部分として、六ヵ月の通信教育を行う。その後、成果を発表し、新たな目標を作る一泊二日の完成合宿を行っていた。半年前からコロナの感染対策として、接触を極力抑えるため一泊二日ではなく、日帰りで完成研修を行うことにした。その完成研修二回目の時、前記の感想を聞いた。その研修生たちはコロナの影響で一年以上完成合宿が遅れていた。やっと修了できた安堵の気持ちもあったのかもしれない。しかし、合宿でない研修が研修生たちに喜ばれるということが分かった。

決して今までのカリキュラムが無駄であったのではない。今までやっていたことは変えていない。第二ステップに組み込んだモノや、形式を変えたモノはある。

修了式の中で、参観者の皆さんにご挨拶をいただく。ある経営者の一人が「マスクをして、今まで研修を受けた人たちとは条件が違い、大変だったでしょう」と言った。

確かに研修は変わった。

密を避けるために感染予防の対策を徹底して講じている。

研修を受ける人たちには食事以外、常時マスクを着用してもらっている。マスクをしたまま発音の練習もスピーチもする。

このことが大変だっただろうかと考えてみると、そうでもない。

マスク着用は、日常化している。日頃からマスクをして、挨拶や会話をしている。このこと自体は慣れてしまい、苦ではないと研修生は言っていた。

むしろ、コロナで研修が見直され、スリム化した。研修効果は変わらず、研修生たちの満足度が上がった。

完成研修の修了式、参観者のご挨拶の中で、「私もこの研修の卒業生です。これで仲間が増えました」と喜びの声を発した社長がいた。一緒に参観に来ていた修了生の一人が「あの話を聞いて涙が出そうになりました」と後で言っていた。

コロナで止まっていた研修が再開できた。

社内で孤軍奮闘していたのが同じ価値観を持った人間が増えた。

仲間と共に会社を盛り立てていく。

一人では辛くても仲間がいればできる。私も同じ思いだと思ったのだろう。

アイウィルはコロナの影響をチャンスに変えた。

効率的に効果を生み出す研修に進化している。私は講師の末席にいる身だがこれからも会社に必要で、求められる人材を育成していく。
緑川摂也