研修生の声 -管理者研修修了生の感想-
人材育成の新聞『ヤァーッ』2018年6月号から、管理者研修修了生の感想を紹介します。
説教ブーメラン
?第1057期 43才 技師補
「あいつは、新人のくせに挨拶に元気がない」。「まだ若いんだから、もっと大きな声で挨拶しろよ」。今回、アイウィルの研修を受けるまでは、そんな考えでした。職場の活気は若い人が盛り上げるもの。大きな声での挨拶ができないのは、新人として仕事に対する取り組む姿勢ができていないからだと嘆いたりしていました。
「元気な挨拶はやる気のバロメータ!」。「自分から挨拶する事で周囲に活気を与え、好感度が上がる」。これまでも、研修でも学び、自分でも理解していました。
確かに、新人研修でもそう教わります。だからといって、新人のみが対象とはどこにも書かれてはいません。これらは、新人のうちから習慣づけておかなければならない内容なのです。
自分の中で勝手に線を引き、それらができないと嘆いていた自分に、ブーメランのごとく返ってきたことに気づきました。
私は新人だからではなく、社会人のスキルとして、どんな年齢、立場の人間でも、同様に意識して習慣づけなければならないことであると考えを改めました。
読書も同様です。子供には、好きなことをつきつめるのは良いことだけれども、自分の知らないことにチャレンジすると、新しい興味が沸いてくると教えることがあります。正にブーメランです。私はこれまで、自分の興味のある分野の書籍しか選択していませんでした。好きな本ばかり読んでいました。
今回の研修を経て、月に読むノルマを決めることによって、積極的な読書の効果が生まれました。そしてその中に、自分に足りない分野の本を取り入れることにより、強制的に知識を習得すること。そうすることで新しい興味が沸くことを学びました。
読書自体にも改善を考えるようになり、より速く、より多くの情報が得られるような読み方を工夫してみたり、速読の教材を購入して、トレーニングを始めるようになりました。
読書からは自分が学ぶことも多いですが、子供のためになることも多々ありました。そんな内容については、私の口から内容を説明したり、実際に子供に読ませて反応を見たりすることもありました。
今後も自分の態度、考えを省ることを忘れず、決しておごること無く、ブーメランとなって帰ってくることを意識して、自分を向上させていきます。以上
やるかやらないかは自分次第
第1130期 43才 所長
私はこのような研修が宇宙一苦手で、全てを投げ出しても避けて今まで生きてきました。私の人生、困った時は必ず誰かが手を差しのべてくれていましたので、研修さえ終わらせれば残りの六ヵ月間、またどうにかなるだろうと考えていました。
ところが、誰も助けてはくれませんでした。今回ばかりは全て自分でやりきらなくては進めない試練でした。もうやるしかないと覚悟を決めて開始すると、なぜかわかりませんが業績が上がってきました。どうせ、たまたまタイミングが合致しただけだろうと簡単に考えていましたが、業績好調は止まらず、現在も良好状態です。
また営業所の無事故日数も、昨年の十二月まで継続することができました。三二〇日間無事故を達成できたのは、本当に奇跡でした。せいぜい頑張っても一五〇日だった営業所が三二〇日達成できた時は本当に素直にドライバーたちと喜びました。
この業績好調と無事故の継続は、この研修を私が受け、少しでも変わったからなのか、それともたまたまだったのかは、私自身わかっていません。少なくとも私の考え方、部下との関係、気持ちの良い職場づくりを、いつも意識していたからではと感じています。
結局、何をするのも自分次第なのです。なまけて、楽な道を進むのも自分次第、あえて茨の道を進み苦労をするのも自分次第です。
良かったことは、この研修を受け入れ参加したこと、六ヵ月間の茨の道をやり遂げたこと、逃げ出さずにやりきったこと、ここで少し変われたのだと思います。
だから今の私、そして今の結果があるのです。この研修を受けた者しか感じられないものだと思います。素直な気持ちで、ただただ通信教育を受けていたから、本当に良かったと今は思います。
社長や上司とも以前と比べると、会話や接点がとても増えました。そして、社長や上司も私をほめてくれることが本当に増えました。私も単純なので、ほめられると、またほめられようと努力します。この連鎖反応が良い結果をもたらしたのかもしれません。
何事も全て自分次第です。成功するのも、失敗するのも、続けるのも、やめてしまうのも全部です。私は自分の考えで研修に参加し、研修をやり遂げ、成績も上げました。私がやり続けたことは間違いではなく大成功でした。以上