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コラム『講師控え室』

 

人材育成の新聞『ヤアーッ』より

2021年4月号「講師控え室 142

 

中学二年の長男が、塾の時間を増やすと言ってきた。今まで英語一教科だけだったのを国語と数学もやると言う。来年は受験だし、当たり前と言えば当たり前だが、自分から言ってきたことに感激した。

小学生の時からサッカーばかりに夢中で、勉強や宿題は二の次だった。言われなければ机などには向かわない。よく母親から「宿題やったの?」とうるさいほど言われていた。うるさく言われて、ようやく取り組む程度だった。それが少し変わったようだ。

きっかけは将来のことを考えたことだった。どこの高校に行ってサッカーをするか。正月の全国高校サッカー選手権は毎年テレビで見ていて、自分も出場することを夢見ている。目指す高校が決まってきた。「あそこでサッカーがしたい」これでスイッチが入った。

親があれこれ言うよりも、将来のためだとうるさく話すよりも、自分でスイッチを入れる方が大きい力を発揮する。

小学五年生の次男は毎朝、学校へ行く前にサッカーの自主練をしている。朝六時から三十分間、リフティングとボールマスタリーを行なっている。これも以前は私が言っても行わなかった。決して朝が強いわけではなく、言われた二、三日は続けても、すぐに元の生活に戻ってしまう。意志が弱い、そう思っていた。それが今は三ヵ月以上続いている。

きっかけは長男と同じように将来のことだった。次男はクラブチームに入っている。有望な子は、中学になっても同じクラブチームのジュニアユースに上がることができる。厳しい競争社会で、半数以上は上がることができない。ジュニアユースの上は、高校年代でユースチームがある。ユースからは毎年一人二人がプロの選手になる。そこまで常に競争である。次男にはよく「本気でやらなければ上には上がっていけないぞ!!」と言っていた。

今年、最高学年になるにあたり、年が明けてからスイッチが入った。あれだけうるさく言ってもできなかった努力。自分でやると決めて本気になった。寒い日も、まだ薄暗い中でボールを蹴るようになった。

どの世界でも同じ。自分から本気になって取り組むことができるか。勉強もスポーツも、仕事もそうだ。言われなければ動けない、これは三流。言われたことだけやる。これは二流。自分で考えて自分で動く。自分にスイッチを入れて本気で取り組む。そこには目的意識がはっきりある。これができるのが一流。おい、二人の息子よ、お前たちは一流の仲間入りを果たしつつあるんだぞ。(兼頭康二