株式会社 アイウィル

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研修生の声  -研修修了生感想文-

人材育成の新聞『ヤァーッ』2025年9月号から、研修修了生の感想を紹介します。

困難に立ち向かうって楽しい

六ヵ月間統率力養成研修 第65期 取締役

六ヵ月間、とても忙しかったです。弊社では期をまたぐということもあり、経営計画書の作成から始まりました。来期の数字目標、行動方針を一から作成しました。改めて、自分自身の考え方を見直し、社長の想いに触れ、会社にとって何が大切なのかを頭がねじ切れるほど考えました。統率力研修の影響もあり、組織とは何ぞやと考え、計画書を作り上げました。現時点での私が考えることを言語化できました。

評価制度作成も現時点で九割完成しています。六ヵ月間、コンサルティングの方と密に連絡をとりながら作成しました。「会社として、社員の何を評価するのか」ということを考えると、やはり私の考えや社長の想いを突き詰めなければなりませんでした。今後、私が経営者になっていく上で、更にブラッシュアップをしていきます。

そして私は、六ヵ月前に初めて一部門に身を置き、部下を持ちました。部門長として大切にしているのは、「リーダーシップ」と「マネジメント」です。部下や部門全体の生産性を維持するため、さらに良くするために自分自身がモチベーションを高く持ち、「リーダシップ」を発揮しています。二十の誓いの項目にも入れた目標管理で「マネジメント」しました。日次報告をさせ、短いサイクルでのPDCAを部下一人ひとりに実行させました。

会社全体で経営者としての仕事と、部門長としての初管理職、そして第二ステップのレポートと、多くの新しい経験をした六ヵ月間でした。忙しくも充実していて、仕事って楽しいと思えています。引退するまで、そう思い続けられるよう日々、挑戦していきます。

前期から5S・安全委員会を発足し、私は委員長をしていました。研修期間中は期も後半ということで、若手社員に声を掛けて、委員会活動に協力してもらいました。具体的には、他部署の後輩と企画した「整理整頓キャンペーン」などを実施しました。工具などに住所を決め、元の位置に戻す習慣を身につけるためのキャンペーンです。5S・安全委員会の活動を通し、若手社員の育成になりました。5S委員として活動してもらうことで、本人の意識も高まりました。

弊社は、ベトナムの研修生に来てもらって一緒に働いています。名目は梱包作業の技能実習です。梱包作業場は来客口付近にあり、お客様に挨拶するタイミングが多いです。挨拶訓練を通し、日本語が話せない、挨拶する習慣がない研修生が挨拶できるようになりました。普段から、挨拶しなさいと口うるさく伝えていたこともできるようになった要因の一つだと考えます。

六ヵ月間で大きく変えた一つに、会議のやり方を変えました。月半ばに行う会議を、当月の現状数字と当月の目標と比べる形に変更し、残り日数で目標を達成するための施策を議論しています。元々は前月の結果と目標の差を確認する報告会でした。部門内では先述した通り、毎日目標数字を決め、それに対しての結果、なぜその結果で、どう改善するかを日次報告させています。

二つに共通して、早く短いスパンで、かつ数字を使うことを意識させています。結果、社内部門内ともに目標意識が高まっています。

徳川家康を読んで特に得たことは、「社長を信頼すること」です。家康は家臣を信頼し、家臣は家康を信頼しているシーンが多くありました。特に家臣側の考えが足りず、家康の考えにまで行き着いていないことが多くあり、私自身と重なりました。二十の誓いにも、社長の考えを推考すると決めており、社長の考えを信頼し、勉強させて頂く心を持つことを学びました。

部門の売上が前年度比一.五倍になりました。要因としては、人の成長です。部門の一人ひとりが自分の仕事に目標と責任を持って行動してくれました。目標意識を持たせ続けた結果だと感じます。しかし、私自身が立てた目標には未だ届いていません。ハングリー精神を持ち続け、モチベーション高く走り抜けます。

今後、私がやるべきことはたくさんあります。研修で学び身につけたことを継続します。研修が終わったから終わりではなく、この六ヵ月で得た成果を継続することが重要です。

まず課題としては、私自身の後継者の育成です。部門の売上は増えました。しかし、会社全体の売上はまだまだです。私はずっとこの部署にいる訳にはいきません。今後は積極的に部下に仕事を任せ、私がいなくなっても目標に挑戦し続けるチームを作っていきます。以上


自分の一歩は未来への一歩

第1314期 所長

第一ステップでは研修自体、各自が行うことで精一杯なのですが、班全体、同期全体の一体感が最終的に感じられたこと、感動したことを覚えています。

私は仕事の面で日ごろ取捨択一をしすぎていました。自力本位、自分単位でしか物事を考え、捉えていなかったのだなと痛感しました。弊社内でも業務内容的に、一体感を感じ得る内容を取り入れます。

第二ステップが始まり、五倍の声で挨拶を行うことにより、自分の気持ちが吹っ切れ「さあ、始める」と気持ちを新たにしたことを覚えています。既に管理者研修を修了している部下に対して、「今まで申し訳なかった。これまで仕事がしづらかっただろう」とまず謝り、反省しスタートを一緒に切りました。

弊社新社長より「以前よりも話しやすくなった」とお言葉をいただきました。また、いろいろなお取引先様、家族からも「以前より接しやすくなったね。表情が豊かになったね」ともお言葉をかけていただきました。

「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」

強い気持ちでやり通せば、必ず達成できる。ひと休み、遠回りもあるでしょう。今から踏み出せば、未来への一歩に繋がります。意識を高め一歩一歩確実に前に進みます。以上


反省と感謝と課題

第1312期

今回の研修を通して得たことが三つあります。

一つは己を振り返り反省することです。成長することは、自分自身の良い点と悪い点を正直に見て認識することから始まると知りました。

以前の私は当て推量でした。最近では仕事の帰りに一日の反省として「今日の良かった点と悪かった点」について振り返っています。その要因を見つけ出して、明日以降にどうつなげるかを考えることを自分に課しています。

一つは感謝の心です。私が合宿研修で三日間不在の時も、私が担当する仕事を代わりに周囲の方々が進めてくださっていました。私は以前よりも周囲の方々に協力をお願いすることが増えました。「自分が」ではなく「自分も」周囲の方々と一緒に働いているという自覚がようやく芽生えました。

一つは今後の課題です。それは以下の二点です。一点は、苦手の克服。六ヵ月の読書課題で自分が苦手な本、好きな本の傾向が分かってきました。歴史ものや物語形式の本は苦手として、観察記、エッセイ、事典(図鑑)は好むということです。先に歴史書を克服する為に今いくつかの本の購入を考えています。

もう一点は柔軟性を持つです。こだわることは固執してしまい物事が順調に進まないことになります。それは悪い状態です。こだわることを止めて柔軟に物事を考えて行動します。

最後に、今回の研修ではいろいろな方にお世話になりました。通信教育で辛くなったときには「先輩方も乗り越えてきた。私は一人ではなく同期の人達もがんばっている」と自分を鼓舞してやり遂げました。以上



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