株式会社 アイウィル

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研修生の声  -研修修了生感想文-

人材育成の新聞『ヤァーッ』2024年3月号から、研修修了生の感想を紹介します。

這いあがり、よじ登る

第1217期 37歳 工場長

研修参加前の自分のなんと未熟だったことか。当時の私は、自信がなくて優柔不断で、周りに流されてその場しのぎでただただ生きていた。「いい人」という評価はいただいていたものの、その実、日和見主義の平和主義者なだけで、波風を立てるのを恐れて注意や指導もできない臆病者であった。

また、家庭では「いつもお仕事頑張っているのだから、家ではゆっくりしてね」と言う妻の言葉に甘えて、家事にも育児にもほとんど参加しない怠け者であった。

もっとも成長を実感できているのは「自信がついた」ということである。第二ステップ、半年間の毎月の課題を経験し、いかに自分が日々時間を無駄に過ごしているか思い知らされた。課題の内容は多岐にわたり、質・量ともにそれまでの人生で経験したことがないものであった。この課題に取り組む時間は、自分との対話の時間であったように思う。

嫌なことから逃げたい本能的な自分と、前に進めと追い立てる理性的な自分の戦いの場であった。理性的な自分を強くしなければ課題は終わらない。結果として、本能を抑えて理性で行動できることが多くなった。大きな自信になり、ここぞという時の集中力や、物事を深く考える習慣も多少なりとも身についた。

自信がつき、自然と声も大きくなった。今では上司からも感じの良い明るい声だと言われるようになった。声を大きく出すことの重要性を強く実感している。

大きな声を出す。それだけのことで、自信があるように見えて説得力が増す。昔と比べて部下からの信頼も大きくなり、言いたいことが言いやすい環境になった。

まだまだ足りない点や苦手なこともある。特に「先のことを考えて行動する」力が最優先事項である。仕事のほとんどが締切りギリギリだと指摘を受けた。前もって先のことを考え、余裕を持って仕事を進める習慣をつけていく。

今回の研修を受けて、未熟な人間から管理者として及第点くらいには這い上がれたと思う。今後も、地道によじ登っていく。以上


全力で毎日を生きること

第1288期 39歳 主任

研修を受け、二十の誓いを実践することで、とても充実した毎日になりました。毎日がとても充実して、仕事の力がつき、周りからも良い目で見られるようになり、良いことばかりでした。

まず規則正しく生活しました。二十の誓いで、「毎朝、洗濯をする」「毎日、トレーニングをする」、「毎日、妻と会話をする」ということを決め実践したことで、仕事と家庭にメリハリがつきました。時間を無駄にすることがなくなりました。妻からも「表情がおだやかになった」と言われるようになりました。朝早く起きられるので、会社に早く着いて準備の時間に余裕を持つことができるようになりました。良い習慣が増えることで生活リズムが少しずつ安定していきました。

次に、素直に行動しました。以前は人の目を気にせず、業績が悪い時は機嫌が悪くなりました。上司からの指示に対しても自分が納得いかない時は、なぜそれをやらなくてはいけないのかをしつこく問い詰めました。

しかし、まずやってみると継続するにつれて、周りから話しかけられるようになりました。明るくなったと評価も高まりました。特に笑顔は一番意識をして、自分がどんなに苦しくても笑顔を絶やさないようにしました。

自分の機嫌を自分でコントロールするようになり、周りが落ち込んでいたり、機嫌が悪くても励ますことができるようになりました。周りも自分も客観視することができました。また、上司や講師の方が教えてくれたことを、まずやってみるという考え方が強くなりました。

最後に、少しずつコミュニケーションの力がついてきました。読書の習慣のせいか言葉が詰まらなくなりました。以前より言葉がすぐ出ることを実感しております。商談や打ち合わせがスムーズに進めるようになりました。最初は計算、漢字、読書について全く意味がないと思っていましたが、それは本当に大きな間違いでした。

以前は自分の力ではなく会長、社長、部長のおかげで仕事ができていたことに気づかされ、自分が恥ずかしくなりました。今後は周りの模範となる社員になるように行動を改めます。以上


管理者としての歩み

第1288期 41歳 リーダー

アイウィル管理者研修を受講して、私は仕事に対しての考え方を改める必要があると考えました。

以前の私は、自分の仕事の範囲を定めて、その範囲の中でしか仕事をやらないという意識でした。周囲との連携やリーダーシップを発揮するということについては、全くできていない状態でした。会社としての方針や、社長の考えを理解すること、上司の補佐をすること等、会社組織の一員としての自分の役割を理解しなければならないと痛感しました。

やるべきことは多くありました。しかし、焦らず、粘り強くやるべきことをやり抜こうと決意しました。特に自分の性格や行動について振り返り、部下をほめる、注意する、叱るという行動ができるように努力しました。

部下との関わりの中で、うまくいかないと思うこともありました。できない理由ばかりを言う部下に対して、どうしたらできるのかを考えることが必要だということを粘り強く説得することに腐心しました。やるべきことはやるということ、最後まであきらめずに取り組むことを伝え続けました。

時には、自分が作業ミスをすることもありました。全てオープンにして、再び同様のミスが起きないように周知しました。作業がミスなくできる方法や仕組みを作ることの重要性に気づきました。作業標準書の作成に着手しました。

チーム全体でミスを減らしていけるという自信や、あきらめずに取り組む高い意識を持ち続けることができました。同時に育てるということは、難しいことであると感じました。まず、私自身がリーダーとして成長していかなければなりません。やるべきことを確実にやり、二十の誓いをやり続けることが、リーダーとしての成長につながるということを忘れません。

仕事では、うまくいかない場合があります。うまくいかない場合にこそ、研修の成果が発揮されるという信念を持ちます。失敗を直視して、原因を追及し、失敗を成功に転換することができる管理者になります。そのために、強い精神を持たなければなりません。失敗を恐れず、果敢に挑戦する姿を示すことができる管理者になります。以上


部長としての覚悟

第1289期 46歳 部長

私はアイウィルの研修があるから行ってきてと、社長から言われ正直驚きました。社長は一言「覚悟を持ってほしい」と私に伝えてくれました。私は不安な気持ちもありましたが、やるからには成長できるようにしたいと考えるようになりました。

第一ステップの研修から振り返ります。最初に驚いたのは講師の声の大きさと元気の良さです。私は声が大きいほうでもなく、声が小さくて聞こえないと言われることもありました。第一ステップの目標は「今できることを全力でする」がテーマでした。

自分から立候補をしてリーダーの役も任せてもらい、班の仲間と協力して三日間の研修を終了することができました。第一ステップでよく頑張ったことは、リーダーとして自分が牽引すること、大きな声を出したこと、この二点です。

第二ステップで力を入れたこと、二十の誓いの中では大きい声で話すことです。目標は社長の声の大きさの三倍で話すことでした。まだ三倍までは大きくありませんが、二倍にはなったと感じます。

二つ目は販売部以外の仕事もすることです。私は他部署の仕事は理解していなかったため、他の部署の仕事をしたり、会議に参加したり、営業に行き私が現場を体験し、問題がないか確認しました。行動したことにより課題が見えてきます。部門長だけでなく現場の社員と話す機会も増え、結果自分から話す機会が増えました。

第二ステップはレポートの計算、論文課題も勉強になりましたが、二十の誓いが私にとってもっとも成長できたと考えます。

六ヵ月の研修が終了し研修参加前より心が強くなったと感じます。部下と話す機会も増え、他部署の部門長と会話し、一緒に業務を考える時間も増えたからです。今後も部長としての覚悟を持ち続けます。以上


指導者として

第1278期 40歳 主任

研修に参加し、自分でも気づいていなかった一面に気づいた。それは、自分は負けず嫌いだということである。自分より先に研修を受けた同僚が何人かいる。彼らにできて、自分にできないことは絶対にない、負けるはずがないと思っていた。二人で参加したはずが一人になり、孤独な研修となったのは今では結果的に良かったと思っている。弱音を吐いたり、分かち合う相手がいなくなったからだ。

まずは一つ、自分の潜在的な一面に気づくことができたことは大きい。この研修がなければ気づかなかったと思う。この一面は、今後の仕事においても、また私生活においてもプラスに作用することができるはずだ。

それから、六ヵ月間の通信教育を終えて感じたことは、その気になればできるということだ。負担になっていた、負荷をかけていたのは間違いない。少なからず犠牲にしたものがあった。ただ、今になってみると、犠牲にしたものは一過性のものが多かったと思う。

もう一つ、添削された研修課題が戻ってくる度に感じたことがある。それは、指導者として恥じない知識と教養を備えておくことだ。担当の講師からは、毎回私の解答以上のことを添えて返ってきた。部下を持ち指導育成する側としてさらに深く知識を持つことを学んだ。

また、教える側の真剣さがこちらに伝わることで、こちらも真剣になると実感した。講師の細かい添削、文章量からそれが伝わってきた。これは、部下を持つ者や人に何かを教える者にとって、大事なことだと思う。

この研修で得られるものは、その人の取り組み方や気持ちが大きく左右する。大事なことは、研修を通して自分が感じたことや得たこと、学んだことを今後に活かすことだ。以上


プラスに変化

第1281期 24歳

研修は初めの頃、「ここから何を学べと言うんだ!」とテキストを埋める日々でした。しかし、自分が誤った意味で四字熟語を覚えていたことや存在しない漢字を書いていたことに気がついたり、本を読んでこれまで考えたこともなかった視点を知るなど様々な発見がありました。初めは躓(つまず)いていた計算も三ヵ月目にはスッと答えが出るようになるなど知識的な変化が起こっていました。また、苦手な仕事に取り掛かるまでのスピード、リストチェックでミスの削減など様々な面が良い方へ変わっていきました。中でも、研修の目標にしていた「文字を丁寧に書く」に関しては意識せずとも楷書で書けるようになりました。上司だけでなく普段私の文字を見ない母や友人からも褒められるほどで、次第に研修に対するマイナスの考えはプラスに変化しました。

この六ヵ月の研修で変わったことは、やりたくない仕事や苦手な仕事を他の業務よりも先にするようになりました。最初は思うように業務が進まず「普段の方法が良いのではないか」と思っていましたが手順に慣れてくると、最初に嫌なことを終え、ズルズルと業務を引き延ばす悪い癖がなくなり仕事の効率が上がりました。

研修を進めて自己啓発本などを読んでいるうちに、自分の行っていることが会社にも今後の自分に対しても良くない行動であると強く実感し、無意識に改竄していた心の中の優先順位を改め、即座に対応もしくは作業を進めるようにしました。意識を変えてからは他部署の先輩から「めっちゃ仕事早くない!?」とコメントをいただいています。

私にとってこの研修はとても苦しく大変でしたが、吸収できたものは非常に多く自分を変えるキッカケにもなりました。以上


上を目指す

第1287期 45歳 副店長

この六ヵ月で変わってきたことを実感しました。研修参加以前の私は家のことは妻に任せきりで、ほとんど何もすることはなく無関心でした。

そんな私のことを変えてくれたのがアイウィルの研修であり、二十の誓いでした。

第一によくできたのは、発言を増やしたことです。以前は思っていることも表に出すことが少なく発言することも少なかったですが、研修後は会議の場では数多く質問や発言をするようになり、部下に対しても注意をすることが増えました。最初は二十の誓いで決めたことだからという気持ちでしたが、今では自然な形でできるようになったことを実感しています。

第二に人のため、店舗のため、会社のために行動するようになりました。以前は個人の予算が未達成であったとしても、数字に対して執着がなく途中で諦めることもありました。しかし、研修後は最後まで諦めることなく達成させる強い気持ちで業務に取り組みました。その姿勢を部下に見せることで部下にも良い刺激になり店舗としても良い影響を与えています。研修後の五月から十一月までの七ヵ月間は店舗の予算は全て達成することができ、会社に貢献できていると思っております。

第三に家族との時間を増やしました。以前は接客業のため、休む日は平日が多く家族と過ごす時間が少なかったですが、仕事の調子がよく部下の協力もあり土曜日や日曜日に休みやすくなりました。日曜日に休んで家族と過ごす時間が増えて子供達が喜んでいる笑顔を見ると、私自身も癒やされモチベーションが上がり、仕事への励みにもなりました。

また、部長からは、「門田はアイウィルの研修を受けて変わってきた」と言っていただけるようになり、変化していることで私自身の成長や店舗の成績が安定して良いことにつながっています。

今後の抱負ですが、自分が変われば周りも変わり、自分が成長すれば周りも成長していきます。今後も二十の誓いを継続して自己の成長につなげていきます。

そして現在は副店長として業務をしておりますが、現状に満足することなく上を目指して店長になることを目標にします。以上



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