株式会社 アイウィル

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研修生の声  -経営者研修修了生感想文-

人材育成の新聞『ヤァーッ』2023年10月号から、経営者養成研修修了生の感想を紹介します。


すべての人に感謝

三甲株式会社
支配人 角谷日出夫

まさか自分が? 当社の人事部長から突然のメールがきた。十八ヵ月経営者養成研修の通知であった。膨大な課題と厳しい研修内容という噂の研修を、まさか私が受講するとは思ってもいなかった。

腹をくくって臨んだ初回、課題の量に目が眩んだ。とりあえず、がむしゃらにやり始めた。通常の仕事が忙しく全然進まない。わずかな仕事の空き時間や夜中、休日も全て課題に充てた。時間の使い方や一日一日を大切に過ごすことで軌道に乗った。

私は尊敬リストに苦労した。私の人付き合いは浅く表面的で、相手としっかり向き合うことをしてこなかった。毎日一人の対象者を見つけていく習慣が徐々に定着すると、私は相手と真剣に向き合うことができるようになった。

今までしたことのなかった囲碁や美術鑑賞、読書は新鮮で楽しかった。ただ読書はレポートの作成に相当の時間を費やしてしまい、その面では苦しんだ。

私がもっとも苦手としたのはスピーチ。人前で話すことは全く苦にならないが、話す内容がありきたりで内容が薄い。この原因は準備不足・練習不足である。日々の仕事も行き当たりばったりであることの表れであり、大いに反省しつつ、事前準備をしっかりするよう心掛けた。

私がこの研修で得たものは、時間の有効活用の重要性を知り、対人関係の大切さと尊さを学んだこと。さらに私がいかに悪習慣で過ごしているかを知った。

特に行動課題の十四項目は、今後も公私にわたり意識すべきことと強く認識しました。

人生史を作成していて、私は今まで多くの人に支えられ生きてきたことを再確認した。特に今回の研修で同期となった仲間はかけがえのない存在。そしてこの十八ヵ月を含め今まで私を支え、協力してくれた家族や会社のスタッフには感謝しかない。

私はこの研修で学んだ習慣を継続実行し、人から信頼される経営幹部になります。以上


研修で得たもの

旭紙工株式会社
物流部部長 仲尾 洋人

令和三年十二月、橋野社長から会食に誘われた。メンバーは、大橋本部長、加藤工場長、有松工場長、樋上部長だった。「変なメンバーやなぁ」と思った。何気ない話や近況報告の話が続いた。お酒も少し入った頃、話題はアイウィルの経営者養成研修の話になった。私はその時に気づいた。「このメンバーはアイウィルメンバーやん!!」橋野社長と大橋本部長が私を研修に行くように勧めてくれた。当時研修途中だった加藤工場長と樋上部長も研修参加を勧めてくれた。皆、口を揃えて「絶対に仲尾のためになるで」と言ってくれたが、私は断固として拒否した。

橋野社長が「そんなに嫌やったら無理にいかんでいい」と言ってくれた。私はその言葉が妙に引っかかった。令和四年の正月休みに決心した。「研修を受けよう」と。

初出の一月五日、私は社長に「研修に参加させてください」とお願いした。その時の社長の顔は何だか嬉しそうにしているように見えた。私は研修に行くからには「中途ハンパはダメだ。必ず良い成績で卒業する」と心に決めた。

研修がスタートすると初日から課題の多さに戸惑いを隠し切れなかった。過去に何点だろうが、卒業していった先輩方を改めて尊敬した。ヤルしかなかった。社長は「一番になれよー」と毎回の研修の度に後押ししてくれた。成績が良いと社長は嬉しそうだった。

私は今まで生きてきた四十年の人生の中で、一番勉強した。読書をした。必死になって何かを得ようとした。研修課題を進めていくうちに、私は『仲間の大切さ』に気づいた。十八ヵ月の長い研修中も三十二期の仲間に支えられた。会社でも上司、同僚、部下に支えられている。行動課題の一つに『笑顔で挨拶』がある。私はこの行動を死ぬまで続けていく。礼とは人間の基本だ。挨拶をすることで相手に関心を持ち信頼関係を築いていく。さらに絆を深めていき、私と一緒に会社を良くする仲間を増やす。以上


私の最終学歴はアイウィル

株式会社ヨネヤマシール印刷
取締役副社長兼営業部長 佐藤 直幸

社長交代が近づき、社長からその前にアイウィルの経営者養成研修に参加するよう言われた。私は猛反発した。こんなに忙しいのに何で今更と。しかし社長から「お前はこのままでは会社を潰す」と言われ、渋々嫌々参加した。

最初の頃はやらされているという感情が全身を覆っていた。そんな負の感情だから、入学しても会う人全員に対し、この人は自分に一体どういう危害を加えてくるんだろうと戦々恐々としていた。笑顔で話しかけてくれる講師の先生のことも、不敵な笑みで「ふっふっふ」と不気味に近寄ってくる悪魔のように私の眼には映った。

もちろんそのような誤解はすぐに解けたし、課題を進めるうち、その課題の一つひとつが「やらされている」なんてとんでもない、今自分が何よりも優先して取り組まなければならないことだということを、危機感を持って感じられるようになった。

仕事をこなしながらの課題は本当に大変だった。最初の頃はその課題の多さに愕然とした。囲碁に美術鑑賞に慣れない行動習慣と月間課題。途方に暮れた。しかしそんな中、心強かったのはやはり同期の存在。LINEやINGOを通じて近況をやり取りする会話の中身は常に前向きで、良い方向へ刺激されることが多かった。私は同期に恵まれたとつくづく思う。最高の仲間と出会えた。そして家族も応援してくれた。研修が始まってしばらくして、「パパ研修に行くようになって少し変わったね」などと言われたりもした。これまでの私に対するダメ出しなのか励ましなのかは不明だが。

数多くの良い本にも出会うことができた。すぐに経営計画書に情緒と武士道精神を載せた。何度も読み返した。私はこの研修で本当に沢山のことを学ばせてもらった。真剣に会社のことを考える時間を与えて頂いた。私の最終学歴はアイウィルだ。後は実社会でしっかりその学びを活かすだけだ。以上


魅力的な人

三甲株式会社
支配人 岩田 真美

アイウィルの研修、しかも十八ヵ月の経営者養成研修への参加と聞き、初めは驚いた。自分はそれにふさわしくないと思ったからだ。岐阜本社からゴルフ場に異動になって三年。百名近い部下を持つ立場になってもまだ、責任者としての自覚が足りていなかったことに気づかされた。

実際に研修に参加してみて、課題の多さには本当に手こずった。ゴルフ場という所は、元日を除いて年中無休で、一般のサラリーマンのような土日休みもなければ、ゴールデンウィークなどの長期休みもない。どこに課題をやる時間があるのか、その時間を捻出するのが大変だったが、毎日の行動課題や、ハガキ一日一通など、コツコツ続けた。

幸い、グループコースから各支配人が一緒に研修に参加したことで、同じ悩みを持つ者同士、互いに励まし合ったり、いろいろな情報交換をすることもでき、有意義な時間を過ごすこともできた。

また、他社から参加されていたメンバーも、気の良い人ばかりで、課題が計画通りできずに遅れていても、同期の仲間に会うのが楽しみで、研修に通っていた。そういう意味では、同期の皆さんにとても感謝している。

今回、経営者養成研修に参加してたくさんの本を読んだことで、特に〝大東亜戦争〟に関する史実など、改めて知ることができた。これらの正しい歴史が一日も早く日本中に広まっていくことを願う。私自身も、部下たちに対し、正しい歴史を教える機会を是非とも作りたいと思っている。

これまで、何をすれば来場者が増えるか、どうすればお客様に最高の〝おもてなし〟ができるか、新企画など試行錯誤してきた。が、何よりも人材育成が優先だと学んだ。勤勉、倹約、道徳、義理、人情、まずは私自身がこれらを習得して魅力的な人となり、更には、これらをしっかり伝承していくことで、魅力あるゴルフ場にして行く。以上


人への感謝

三甲株式会社
キャディマスター 茶木 邦夫

人事部長からの一通のメールで、アイウィル十八ヵ月の研修が始まることになる。何も聞かされず地図を片手にセミナーガーデンを訪れた時は、来年九月まで続けることができるのであろうか、という不安を抱いていました。学校を卒業して三十二年自宅で机にむかう習慣がなかった私にとっては、毎日が睡魔との闘いでした。興味のない歴史書の読書。今まで行ったことのない美術館を見学してのレポート作成。何度も妻に電気をつけたまま寝てと叱られました。

合宿研修が進むにつれ、班友と比べ私が劣っているのが歴然としていた。成果発表、スピーチテスト皆の発表を聞けば聞くほど落ち込んでいった。私が劣っていることを悔んでも仕方ない。この研修は自分との闘いであるのだ。逃げ出すことはいつでもできると思い直し、私にできることからコツコツと課題をこなしていった。滞りかけた時は、通勤の車の中でリーダーシップ三誓を大きな声で唱え自分を鼓舞して取り組んだ。

令和五年三月十二日第六回合宿研修中、花粉症で涙と咳が止まらなくなった。セミナーレポート作成中にもう限界と思い浜中先生にリタイヤを申し出ると、アレルギーでしょ、周りへの迷惑を考えなくていいから続けなさいと優しく言ってくれた。班友も黙って受講続行を賛同してくれた。班友の応援を心から感じ、皆に感謝した一日となった。

尊敬リスト、行動課題をこなしていくうちに、人に対して腹立たしく思わなくなってきた。人への接し方も変化した。最後の難課題は人生史である。幼き頃の話を聞くために両親と久しぶりに顔を合わせた。母は昔のことはよく覚えているのに、一時間前のことは覚えていない。父は耳が聞こえないから筆談となる。両方八十六歳である。今まで兄弟三人を育て孫六名に気遣いしてくれたことに改めて感謝する。この研修で多くのことを学んだ。これからは、私を支えてくれた人に感謝の恩返しをする。以上


日々、勉強

高和電氣工業株式会社
次長 大山 拓朗

令和四年三月十三日から、第三十二期経営者養成研修が始まりました。管理者養成研修から約十年。当時、一担当として研修を受けていた私は、今回、課長職として経営者養成研修を受講することになります。経営者養成研修といえば、社内でも幹部の方々が受講するものだと思っており、初め話を聞いた時は、最後まで終えることができるのかと不安な気持ちでいっぱいでした。

そのような気持ちで臨んだ初回研修。講師の先生方と挨拶。「こんにちは」。大きな声と共に一礼。入室の際は、「失礼します」。懐かしい気持ちと共に研修が始まりました。

既に机の上に置かれていた黒いファイルには、課題の山。見慣れない文字列が並ぶ写経。ひとつひとつ説明を受け、十八ヵ月間の戦いが幕を開けます。

年間課題、行動課題は毎日続けることの大変さと大切さを学ぶことができました。特に、行動課題では、現場での問題発覚や部下達との意思疎通等、周りの変化を実感することができました。また、囲碁や美術鑑賞は、この研修がなければ見ることもやることもなかったと思うので、大変勉強になりました。

読書課題は、普段読書をしない私にとっては、労力を割くものでした。作者が伝えたいことを読み取り、文章に書き起こす。中々、筆が進まぬ日々が続きました。同期の皆との成果発表。どのように課題を進めていけば良いか参考にし、日々のペースをつかむことができるようになりました。

この十八ヵ月間、共に励まし声をかけてくれた、七人の同期の仲間、叱咤激励し成長させてくださった講師の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。また、未熟な私を信頼しこの研修に送り出して下さった、飯髙社長、井上専務、山本工場長、改めて御礼申し上げます。

この研修で学んだことを会社に還元し、社員を引っぱる人間へと成長して行きます。以上


人の大切さ

三甲株式会社
支配人 淺野 哲也

令和四年三月十三日、いよいよ経営者養成研修が始まるという中、妻と娘がコロナウイルスに感染し、濃厚接触者となってしまった。

会社に報告するべきか、黙って出席するか、迷った挙句、会社に報告。やはり欠席するようにとの指示がくる。第一回の研修スタートから欠席するという、何と運の悪いことだと思った。

そんな中、浜中先生より、ZOOMにて参加するようにと連絡が入る。現代は便利になったものだ。パソコンにて授業が受けられる! これで少しでも出遅れることがなくなる。

研修初日、ZOOMにて開講式より参加。セミナーも聞き、何とか同期生についていこうと努力した。しかし、ZOOMでは、現地の空気感がまったく掴めない。先生との会話だけで、同期生との会話がない。研修中、同期生はどのように過ごし、どのように励まし合い、頑張っているのだろうと、不安ばかりが募る初回の研修だった。

第二回の研修まで課題に取り組み、二回目の研修に参加。初めて同期生と会う。先生方や同期生は私に気を遣ってくれ、何とか研修の空気感にも慣れ、二回目の研修が終わった。

それからあっという間の十八ヵ月が過ぎ、九回目の研修を迎えた。

経営者養成研修で学んだことで一番大切なことは、人であると実感している。自分の課題で大変な中、気を使って頂いた同期生。何とかついていけるよう指導いただいた先生方に感謝している。

人の大切さを学び、これからも人材育成に努め未来永劫、会社が存続するよう、人間力を高め、従業員を引っぱってまいります。社長の経営信条にもあるように、同志社員の永遠の幸福と限りない我が社の繁栄を実現します。

今回の研修で出会った方々に感謝します。これからが本番。お互い頑張ろう。以上


「運を掴む」ためには

株式会社新宮運送
取締役副社長 木南 晋一

令和三年十二月、前々から打診を受けていた経営者研修に申し込んだ。やるからには! と初回に三二期生を代表して挨拶し、課題に取り組んだ。

管理者研修より興味を持つ課題も多く、やれるだろうでスタートした。第二回を身内の不幸で欠席してからは、初回の思いは遠のき、遅れを取り戻すのに最後まで苦しんだ。一度切れた糸を戻してくれたのは、同期からの叱咤激励であった。

研修でしか会わない、他の会社の人から「ちゃんとせえ」と言われ、今までの自分が甘さに負けてしまっていることを正面から突きつけてくれた。

もう一回、ネジを巻き直して取り組んだ。コツコツすることが苦手で溜めてしまいがちな所がまだまだ改善しないといけない所である。一緒に皆で卒業できるように。それが何としてもやり遂げないといけないと感じながら最後までやることができた。

研修の中で良かった点は、まず「同期との縁」である。LINEを通し、日々やり取りすることで絆がより深まった。日々の会話テンポが上がり、やる気をかき立てられた。

十二月の一時間スピーチでは、今までの自分でやり切れるのか不安な面もあったが、準備とアドリブの両面で乗り切れたことがとても自信になった。

芸術鑑賞や囲碁は、この研修がなければ縁遠いものだったであろう。興味を持ってこれからも続けます。

最後に、卒業はゴールでなく新たなスタートである。運を掴むには、一人の努力だけでなく、周りとのご縁も必要である。会社を背負う経営者として、今回の最高の仲間と共に切磋琢磨しながら突き進んでいきます。

日々一日一日が勝負。コツコツすることが苦手と言わず、自分からガツガツと会社、社員、そしてご縁ある人達に感謝を還元できるよう、駆け抜けます。ありがとうございます。以上


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